■ 「軟骨が減っています」と言われたあなたへ
整形外科でレントゲンやMRIを撮り、
「軟骨がすり減っていますね」
「年齢的な変化ですね」
「変形がありますね」
そう説明を受けた瞬間、多くの方がこう感じます。
「もう治らないのではないか」
「歳だから仕方ない」
「この痛みと一生付き合うしかないのかもしれない」
ですが、ここで一つ大切な事実があります。
軟骨そのものには、神経も血管も通っていません。
つまり、軟骨自体が痛みを感じることはできないのです。
では、なぜ膝は痛むのでしょうか。
■ 画像と痛みは必ずしも一致しない
研究では、画像所見と痛みの強さが一致しないケースが多く報告されています。
例えば、Dieppeら(BMJ, 2005)の報告では、MRIやX線で明らかな関節変形があっても、痛みを感じていない人が多数存在することが示されています。
一方で、Finanら(J Pain, 2013)の研究では、画像上の変化が軽度であっても強い痛みを訴える人がいることが報告されています。
つまり、
「変形がある=必ず痛い」
「軟骨が減った=痛みの原因」
という単純な図式は成り立たない可能性があるのです。
■ 本当の痛みの背景にあるもの
膝の痛みに関与していると考えられているのは、
・関節を包む滑膜の炎症
・周囲の筋力低下
・関節周囲の拘縮
・靭帯や関節包の緊張
・神経の過敏化
といった軟骨以外の組織です。
特に、動かさない状態が続くと、
筋肉が弱くなる
血流が低下する
関節が硬くなる
神経が敏感になる
という悪循環が起こりやすくなります。
その結果、痛みが慢性化していく可能性があります。
■ 「痛いから動かさない」は逆効果になることも
膝が痛いと、
「できるだけ使わないようにしよう」
「歩かない方がいいのでは」
と考えがちです。
もちろん、強い炎症や医療的対応が必要なケースもあります。
しかし、多くの場合で重要なのは、
「守りながら適切に動かす」という視点です。
近年の研究では、一定条件下において運動療法が機能改善に寄与することが報告されています。
筋力を保つ
可動域を維持する
血流を促す
これらは膝周囲の環境を整える重要な要素です。
■ 変形があっても、変えられるものがある
構造的な変化がある場合でも、
は変えることができます。
膝は単独で働いているわけではありません。
股関節の安定性
足首の柔軟性
体幹の安定
これらが整うことで、膝への負担は分散されます。
「変形があるから終わり」ではありません。
「どう使うか」で未来は変わります。
■ 神経の“過敏化”という視点
慢性的な痛みでは、神経が敏感になっている状態が関与していることもあります。
長期間痛みを感じ続けることで、脳や神経系が「痛みを感じやすい状態」になってしまうことがあります。
この状態では、実際の組織損傷の程度以上に強い痛みを感じることがあります。
適切な運動や生活改善、安心できる環境づくりは、こうした神経の過敏状態を整える一助となる可能性があります。
■ あなたの膝はまだ可能性を持っている
「もうダメかもしれない」
そう感じた瞬間こそ、見直すチャンスです。
・動き方を見直してほしい
・筋肉を使ってほしい
・血流を良くしてほしい
そう伝えているのかもしれません。
運動療法
関節モビライゼーション
生活動作の改善
これらを組み合わせることで、動きやすさが変化するケースも少なくありません。
■ 自己流では限界がある理由
インターネットや動画には多くの体操が紹介されています。
しかし、
炎症が強い時期
拘縮が進んでいる時期
筋力低下が著しい状態
それぞれで対応は異なります。
10人いれば10通りの膝があります。
今の自分の状態を正しく把握することが、遠回りのようで実は最短ルートです。
■ 今日という日が変わるきっかけになる
歩けること。
階段を上がれること。
好きな場所へ行けること。
それは当たり前ではありません。
「軟骨が減った」と言われたその日が、
終わりの日ではなく、
見直すきっかけの日になりますように。
あなたの膝には、まだ可能性があります。
■ ご相談をご希望の方へ
ここまで読んで、
「自分の膝はどういう状態なのだろう」
「何から始めればいいのだろう」
と感じた方へ。
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痛みを繰り返さないために。
体をあきらめないために。
今日という日は一生で一度きりです。
あなたの一分一秒を大切に、
体と心を大切に。
最高の一日を積み重ねていきましょう。







